珈琲キャロットの珈琲は私が求めていた理想の賜物です
私は自他共に認める珈琲好きで、いわゆる通のつもりでいました。
しかし珈琲キャロットで販売されている珈琲豆を挽き、飲んだ時の感想はただ脱帽するばかりというのが私の正直な感想です。
若い頃は美味しい珈琲を求めて、珈琲豆の状態から挽いて入れるタイプのコーヒーメーカーを買い込み、更にスーパーマーケットで豆を挽いて飲んでいました。
私が選ぶのはスーパーマーケットで売られている物の中でも、比較的高級な物を選び飲んでいましたが満足の行く物には出会えません。
そんな不満を抱えながらも、朝食の後はコーヒーメーカーで豆を挽き、出勤というのが私の日常風景になりました。
ある日スマートフォンの情報サイトに、珈琲通の目を引く様なニュースが飛び込んで来ました。
それは、ある青年が美味しい珈琲を如何に入れるかという大会で、優勝したというニュースです。
調べて見るとその青年は珈琲キャロットという、ネット通販タイプのお店を経営している事が分かりました。
そのWEBサイトを読むと、珈琲に対する情熱が伝わって来ます。
とりあえず私はそのWEBサイトから、珈琲豆を注文して見る事にしました。
正直言ってこの時点では、スーパーマーケットで売られている物と大差無いのだろうと、高を括っていました。
後日商品が届き開封すると、珈琲独特の良い香りもするのですが、それと共に何やら甘い香りもします。
私はこれは珈琲なんだろうか・香りは良いが美味しいのだろうか等と、まだ半信半疑でいました。
しかし私のこの疑念は、珈琲キャロットから購入した珈琲を飲んだ瞬間に吹き飛びました。
その時の気持ちを例えるなら、高嶺の花に手にやっと届いた様な感動と言えば分かりやすいでしょう。
そして私は美味しいと独り言を呟き、自分は珈琲について無知であったという思いと共に、こんな珈琲が世の中にはある事を知ることに成りました。
それからは珈琲キャロットから購入した珈琲以外は、自動販売機等から缶珈琲を購入する事も、カフェで珈琲を飲む事も出来なくなったのは言うまでもありません。